私たちの強み/選ばれる理由

なぜ、この教室なのか。

症例数や設備だけでなく、「わからないことを、わからないと言える」文化があるかどうか。私たちが選ばれる理由は、その環境づくりへのこだわりにあります。横浜市立大学附属病院は2014年からロボット支援下手術を導入し、大腸がんに対するロボット手術では神奈川県内でもいち早く保険適用となった実績があります。設備投資だけでなく、そこに至るまでの積み重ねこそが私たちの強みです。

神奈川県の人口は約900万人、横浜市はそのうち360万人余りを占め、いずれも全国で2番目の規模です。人口が多いということは、それだけ消化管疾患の患者さんの母数も大きく、良性疾患から高難度の悪性疾患まで、多様な症例に触れる機会があるということでもあります。加えて、消化管外科学教室は神奈川県内の数多くの中核病院を関連病院として持ち、大学病院だけでは得がたい現場経験を積むことができる環境です。

選ばれる4つの理由

REASON01

臨床研究を通じた
新しい社会への参画

大腸がんの治療に関する多施設共同の臨床研究に参画し、化学療法や手術手技に関する複数の臨床試験に携わることができます。閉塞性大腸がんに対する術前化学療法の効果を検証する研究や、進行大腸がんの術後薬物療法における投与量の最適化を検討する研究など、日常診療のなかで生まれた「もっとこうすればよいのでは」という気づきが、そのまま研究テーマとなり、やがて全国の患者さんの治療選択肢を広げていく力になります。

REASON02

症例の幅と厚み
良性から高難度がんまで

外科グループ全体は医局員200名以上で構成され、食道・胃、大腸、肝・胆・膵、乳腺の4グループが専門性を分担しています。消化管外科はこのうち食道・胃グループと下部消化管グループが中心を担い、鼠径ヘルニアのような良性疾患から、進行度の高い食道がん・胃がん・大腸がんまで、一つの教室でありながら経験できる症例の幅は決して狭くありません。

REASON03

ロボット手術という選択肢
ダ・ヴィンチ3台体制

2014年の導入以来、院内全体で4,000件以上の実績を積んできたダ・ヴィンチは、現在Xi・5・SPの3台体制です。大腸がんは2015年10月に神奈川県内で最も早く保険適用となり、2022年7月には結腸がんも対象に加わりました。3台体制による手術枠の効率的な運用が、若手医師が助手・執刀としてロボット手術の経験を積む機会の多さにつながっています。

REASON04

役割を超えたリスペクト
チームで取り組む集学的治療

手術療法だけに偏らず、抗がん剤治療・放射線治療を組み合わせた集学的治療を基本方針としているからこそ、消化器内科・放射線科など他科とのカンファレンスが日常的に行われています。神経温存術や内視鏡下手術など、術後の生活の質を重視した術式選択についても、経験年数に関わらずフラットに意見を交わせる空気があります。

数字で見る消化管外科

数値で見ても、私たちの取り組みは着実に積み重なっています。

  • ダ・ヴィンチ台数(Xi・5・SP)

    3

  • ロボット手術導入年

    2014

  • 直腸がんロボット手術
    県内最速の保険適用

    2015

  • 2014年以降のロボット手術
    累計件数(全科計)

    4,000件以上

  • 食道がん切除の累計
    1992年〜2019年

    564

  • 外科グループ全体
    医局員数(5グループ計)

    200名以上

  • ダ・ヴィンチの累計件数は消化管外科に限らず、泌尿器科・婦人科・呼吸器外科など院内全体での合計です。
  • 食道がんの実績値は2019年時点の公開データに基づきます。

積み重ねてきた歩み

2014年5月 ロボット支援下手術(ダ・ヴィンチ)を導入。
2015年7月 食道がん・胃がんに対するロボット支援下手術を導入。
2015年10月 直腸がんに対するロボット支援下手術を導入。神奈川県内で最も早く保険適用に。
2022年7月 結腸がんに対するロボット支援下手術も保険適用となり、大腸がん全般に対応可能に。

地域医療における位置づけ

神奈川県は人口約900万人、横浜市はそのうち360万人余りを占め、いずれも全国で2番目の規模を誇ります。これは、潜在的な手術症例が数多く存在することを意味します。消化管外科学教室は、この規模の大きな診療圏の中で、神奈川県内の多くの中核病院を関連病院として持ち、専攻医・専修医が大学病院と地域の第一線病院の両方で経験を積める体制を築いてきました。

横浜市立大学附属病院は横浜市内で唯一の特定機能病院であり、地域がん診療連携拠点病院にも指定されています。高度な医療を提供する基盤と、地域からの豊富な症例紹介の両方がそろっていることが、消化管外科という現場で経験を積むうえでの土台になっています。